【学習用デスクライト】BenQ MindDuo2 レビュー
家庭内の環境にはトコトンこだわりたい まさぱぱ(@NeoMasaPapa)です。
皆さんは照明にこだわりを持っていますか?
家族の集まるダイニングやリビングといった場所は部屋の雰囲気に合うか・明るさは調整できるか等々、吟味して購入された方が多いかと思います。では、子どもの机・作業机の照明はどうでしょうか。こだわったという方は少ないのではないでしょうか。実際、我が家も安価なデスクライトをなんとなく購入して使っていました。
目がチカチカしたり、集中できないのは自分の疲れだと気にしていませんでした。ところが最近、この悩みは使用中のデスクライトが原因かもしれないという情報を耳にしました。
未来ある子どもの目に配慮できていなかったことを後悔。。
正しいデスクライトを選ぶと目の疲れを軽減させるだけでなく、集中力がアップし作業効率を上げるという効果まで期待できるそうです。
今回は数あるデスクライトの中から、光にとことんこだわり、子どもの目や使い勝手を考えて設計されているBenQ社の『学習用デスクライトMindDuo2』をご紹介いたします。
実際に使ってみて感じたことなどをじっくりお伝えいたします。
学習用デスクライト『BenQ MindDuo2』の概要
『MindDuo2』はBenQから2023年3月27日に販売されたデスクライトです。
子どもが使用することを前提に作られており、やさしさ・おもいやりのある機能が満載です。機能が多いと見た目が悪くなるのでは?といった心配をよそに、とてもシンプルでスマートに設計されています。
BenQは台湾が本社の会社ではありますが、『MindDuo2』は日本のデザイナー小池和也氏によりデザインされています。グッドデザイン賞やiFデザイン賞を受賞されている凄い方です。
丸みのあるボディや色使いによって、ゴツゴツ感をまったく感じないデザインになっています。
BenQ社について
『BenQ』ってどんな会社?大丈夫?という方もいらっしゃると思うのでご紹介しておきます。
BenQは台湾を拠点として1984年にエイサーグループのディスプレイ・周辺機器部門を受け持つ企業として設立されています。パソコン・モニター等でAcerの名を聞いた方は多いのではないでしょうか。電子機器では老舗といえます。
最近では、ゲーミングモニターが世界大会やイベントでよく使用されています。機能とコスパが良いおすすめメーカーとして必ず名前が出てきます。ゲームをされる方はこちらもチェックしてみてください。
1996年には日本法人のベンキュージャパンが設立されているので、サポートも安心できますね。
機能とデザインを両立したBenQの家庭用プロジェクターもおすすめです。
外箱、付属品・部品構成、仕様
配送時の梱包や外箱ってメーカーさんがどこまで商品にこだわり、大事に思っているかが伝わってきますよね。MindDuo2についても外箱から徹底的にお見せします。
外箱
配送直後はダンボールに入っており、しっかり外箱まで保護されていました。梱包テープまでデザインされていて素敵!
外箱は白を基調としたシンプルなデザインです。「Eye Care for Children」の記載があり、子どもの目を守りたいという強い意志を感じます。
さりげないキャラクターが可愛い
付属品・部品構成
付属品は以下の通りです。
- 取扱説明書 × 1 ※製品保証書が付いているの大事に保管しましょう
- 台座 × 1
- ライト本体× 1
- 電源ケーブル × 1
- 電源アダプタ × 1
いろんな機能(後述)があるのに部品としてはとてもシンプルです。一つ一つの部品に機能がつまっているので慎重に扱いましょう。
仕様
本体の仕様についてもご紹介しておきます。
メーカー名 | BenQ(Bringing Enjoyment and Quality) |
商品名(型番) | 学習用デスクライトMindDuo2(AR21) |
定価 | 34,800円(税込) |
材質 | アルミニウム、ポリカーボネート |
本体重量 | 約3.83kg |
電源入力 | 100~240V AC/50~60Hz |
最大消費電力 | 20W(最大) |
ライトタイプ | 冷暖色ダブルカラーLED |
演色性 ※1 | >95 |
照度 ※2 | 中心照度1700ルクス(照射面への距離40cm) |
※1 演色性-
自然光(太陽光)に当たった時の色をどの程度再現しているかを示す指標です。100に近いほど自然光が当たったときの色を再現できているといえます。
- ※2 照度(ルクス)
-
光により対象物が照らされている場所の明るさの度合いを示します。
BenQ MindDuo2の組み立て方
続いて組み立てです。部品数が少ないので、とても簡単!
差し込む際、力は必要なくスムーズに装着することができます。
こんな感じに差し込めたらOKです。
とても簡単な作業ですが、ネジはしっかり止めておきましょう。
転倒による事故防止のため、作業後は問題がないか点検してね。
ライト本体裏側の差し込み口に電源コードを接続します。
電源コードをアダプターに接続します。あとはアダプターをコンセントにさせば完成。
取説を読みながら組み立てたとしても、所要時間はたったの10分!無駄のない洗練されたデザイン、素材の質感、めちゃくちゃ気に入りました!
このブログを見れば取説不要!5分ほどで組み立てできますよ!
BenQ MindDuo2の外観・特徴
MindDuo2は白とグレーを基調としたシンプルな見た目ではありますが、こだわり抜かれた構造になっています。
まずは、支柱のジョイント部分。柔軟な角度調整が可能で子どもの身長に合わせた高さ調整が簡単にできます。もちろん大人に合わせた設定も可能です。
こちらは支柱と本体のジョイント部分。特許取得済みのボールジョイントがあるので光を照らしたい方向へサッと変えることができます。力がいらないので、子どもにもやさしい設計です。
そして、本体下部にはUSB充電ポートが備わっています。ライトを使用しながら手軽に電子機器の充電ができます。最近はUSB充電が必要な機器が多いので助かります。
こちらは本体の操作パネルです。タッチパネルなのでワンタッチ操作で簡単に各種設定ができます。照度/色温度調整はダイアル式となっており、こちらも操作性は抜群です。
MindDuo2の特徴としては、特筆すべき3点をご紹介しておきます。
直射光を防いだ設計
デスクライトの光源がBenQ独自の埋め込み式、庇(ひさし)構造になっているので光源直視による目の損傷を防いでくれます。
埋め込まれていたら光が暗くなるのでは?と思われるかもしれませんが、内部部品の高反射メッキ処理により輝度低下を防ぐだけでなく、側面にまで光が届くように設計されています。
均一な照度と広さ
高度な設計により、ご覧のように机の広範囲を照らしてくれます(部屋の電気は消してある状態)。これは国が定めた工業製品規格(JIS規格)のAA形を超える広さをカバーしているようです。
JIS規格AA形の規定 | BenQ MindDuo2 |
---|---|
デスクライト前方半径30cmの1/3円周上が 500ルクス以上 | デスクライト前方半径30cmの1/3円周上が 860ルクス以上 |
デスクライト前方半径50cmの1/3円周上が 250ルクス以上 | デスクライト前方半径50cmの1/3円周上が 370ルクス以上 |
ただ、最近のライトはAA型を強調し過ぎて、手元ばかり明るい商品に違和感を感じることもあります。手元が明るければ良い!と考えるのは間違いです。明るすぎて眩しい、手元以外は暗いというのは目に良いはずがありません。
その点、MindDuo2は机全体をまんべんなく照射してくれるので快適かつ、目にもやさしい設計です。
7段階色温度調整
人間工学に基づいた、人の生活リズムに最適な光を7つの色温度から設定することができます。色の変化は人間のホルモン(メラトニン)にも影響があるようです。
昼光色(白色光) | 眠気を解消し、活力を生み出すので学習に適しています。 |
電球色(暖色光) | リラックス効果があり、読書や芸術的な創作に、そして就寝前の活動に適しています。 |
シーンに合わせて光を調整し、創造性や集中力を高めましょう。
子どもに最適な環境を光で作れるなんて驚きですよね。
BenQ MindDuo2の機能
MindDuo2の洗練された外観はいかがでしたでしょうか。ここではシンプルな見た目に隠された豊富な機能をご紹介いたします。
機能についてはライト正面にある操作パネルから設定を行います。タッチパネルになっているので、設定したい機能アイコンをタップすることでON/OFFの切り替えが可能です。
分かりやすいアイコンが付いているので子どもにも理解しやすく、一度の説明ですんなり使いこなしていました。
タッチパネルの感度も良く、ノーストレスで使用できます。
人感センサー
操作パネルの下部には赤外線センサーがついており、設定をONにすると人の着席を感知して3秒後に自動点灯します。また、離席から3分で自動的に消灯するので消し忘れ対策になり、電気の消費を防いでくれます。
我が子はおもちゃを取りにいったまま机に戻ってこないことが多々あるので、自動消灯は大助かりです。
30分タイマー
MindDuo2にはタイマーが内蔵されており、ONにしてから30分経つとアラームが鳴ります。子どもが遊びや勉強をしている時にオンにすると、休息を促してくれます。デジタルデバイスの使い過ぎ予防にもなり重宝しています。
アラームはびっくりするような音ではなく、さりげない音量でお知らせしてくれるので心臓にも安心です。
自動調光 読書/デジタル読書モード
MindDuo2には2種類の自動調光モードが用意されています。
『自動調光読書モード』をタップすると読書に適した明るさ(5700ケルビン:昼白色)で、机全体を均一に照らしてくれます。
『自動調光デジタル読書モード』をタップするとパソコンやタブレットを使用するのに適した明るさ(4000ケルビン:白色)で、中央の照度を低くし画面への反射や映り込みを防止してくれます。
タップするだけでシーンに合わせた明るさへ瞬時に切り替わります。わざわざ設定を覚える必要もなく、目に最適な環境をつくってくれるので重宝しています。
照度調整/色温度調整
『特徴』でご説明した7段階色温度調整の設定を行う場合にタップします。
ライト本体右側についているダイヤルを回すことで照度/色温度が変わります。7段階の内、どの段階になっているかはタッチパネル内のライト表示位置で確認ができます。
明るさインジケーター
周りの明るさを自動で感知し、使用環境の明るさを「暗すぎ」「丁度良い」「明るすぎ」の3段階のランプでお知らせしてくれます。
「丁度良い」のグリーンを目安に、照度/色温度調整ダイアルをまわして調整を行いましょう。
世界各国で認証を取得
光へのこだわりだけでなく、機能も豊富なMindDuo2はその性能がきちんとしていることを証明するかのように、世界各国で認証を取得しています。審査機関をパスしているので、安心して使用できます。
IEEE PAR 1789認証(米国)-
フリッカー(ちらつき)フリー規格に準拠した光源が使用されている。
ちらつきは疲労・めまい・吐き気の原因にもなるので、フリッカーフリーのMindDuo2は疲れにくいと言えます。
- IEC / TR 62778、IEC / EN 62471(EU)
-
各種照明器具および光源の青色による網膜障害規格に準拠しており、ブルーライトの危険性がありません。
ブルーライトは睡眠の質の低下や体調不良に繋がる恐れがありますが、MindDuo2は安心して子どもに使うことができます。
- IEC / TR 62493(EU)
-
電磁波による危険性のないことが証明されており、人体への有害な影響がありません。こちらも子どもを守るためにはありがたいですね。
その他、SGS国際認証・CCC認証・BSMI認証など製品の安全・品質に対しての認証を取得しており、安心して使用できるデスクライトです。
実際に使用してみて
実際に使用してみて感じたことをまとめてみました。
- デザインが良い
- 自動点灯・消灯機能が便利
- 適正な明るさが分かる
- 目の疲れが緩和された
- 重たい
- コンセントプラグの向き
- 消灯後の挙動
良かったところ
デザインが良い
とにかく無駄がなく、デザインが最高です。本体の質感も良く、ついつい触ってあれこれ角度や高さを変えてしまいたくなります。
アームとボールジョイントのおかげで位置調整が子どもでも簡単にできるので、機能性とデザイン性を両立できているMindDuo2は最先端といっても過言ではありません。
我が家のMindDuo2は本体の色がホワイトですが、ブルーも販売されています。こちらは本体と土台が淡いブルーでインテリアに彩りを添えてくれますよ。
自動点灯・消灯機能が便利
MindDuo2は操作パネルの下部に手をかざすことでライトのON/OFFを切り替えます。子どもの場合、ONはできてもOFFを忘れることが多いので無駄に電気を消耗してしまいがちです。
『人感センサー』をONにしているとこのセンサーの感知範囲が広がるといった感じで、ライトの前に座るだけで自動点灯。離れると3分後には自動消灯します。
子どもが読書や勉強を中断したり、大人もちょっと離れるつもりがついつい別の用事で・・・と席を離れても心配いりません。
無駄な電気を減らし、エコにも貢献できますね。
適正な明るさが分かる
正直、これまで明るさを意識したことがありませんでした。部屋の電気も購入当初に設定した明るさのまま、点灯・消灯を繰り返してきただけです。ましてや昼光色・電球色を切り替えてきたことは皆無です。。目には相当なダメージを与えてきたかと思います。
MindDuo2のインジケーターのおかげで適性な明るさが分かるようになったので、シーンに合わせた環境づくりが簡単にできるようになりました。
目の疲れが緩和された
これまでは簡易スタンドライトの下でブログの執筆やタブレットでの映画鑑賞等をすることが多かったのですが、どうしても目がしょぼしょぼすることがあり、目薬を多用していました。
MindDuo2を使うようになってからは、目薬の使用回数が格段に減りました。そして、目の疲れによる頭痛もだいぶ減ったように感じています。
頭痛緩和は思ってもいない効果でした。
良くなかったところ
重たい
ライト本体というよりは土台が重たいです。稼働範囲が広く、本体にも機能がぎっしり詰まっているので支える土台が重いのは当然かもしれません。
ただ、子どもがふざけてライトと土台が落ちるようなことがあれば危険です。位置を変えたいときは大人が作業するようにしましょう。
コンセントプラグの向き
プラグ部分が画像白丸の部分にあれば嬉しかったなと思うのです。コンセントに指すとアダプタ部分が意外とでっぱるので家具や机の位置をなくなく移動させることになりました。
白丸部分にあれば、少し距離を縮められたかなと・・・
消灯後の挙動
消灯しているにも関わらずインジケーターが『暗すぎ』を表示するのが気になりました。動作としては問題ないのかもしれませんが、消灯時はこの表示も非表示にしてほしかったです。
設定の問題かとも思ったのですが、今のところ解決できておりません。続報があればお知らせいたします。
良くないというかすべて個人的な要望です。愚痴っぽくなり、すみません💦
BenQ MindDuo2 レビューまとめ
今回はすごく高価なライトを使うこととなり毎日使ってみましたが、やはり高いだけあって満足度が非常に高かったです。
妻はテレワーク時に、娘はオンライン学習時にパソコンへの映り込みが減ってすごく画面が見やすくなったようです。高価なモニターを買うよりも安上がりかもしれません。
パパはブログ執筆時の目の疲れが軽減されたので記事の作成に益々力が入りそうです。
MindDuo2は広範囲を明るくするのはもちろん、明るさの調整がすっごくラク!子供でも『明るすぎ』『暗すぎ』が一目で分かって調整できるのは親としても使い続けたいと思うポイントでした。
現状のライトで目の疲れを感じている方、子供の目を守りながらも集中させたい!という方におすすめなライトです。
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