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まさぱぱ
30代事務職・IT担当のサラリーマン。
プライベートでは娘2人を子育て中のパパです。

・元IT企業勤め
・VBA、GASでの社内効率化が得意
・ガジェット好き
・積立NISA運用中
・仮想通貨、NFTについて勉強中

ブログでは実体験をもとにIT活用術、子育て世代に役立つ情報やアイテムを紹介しています。

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【AdSenseユーザー必見】毎日の収益をメールで通知する

本記事にはプロモーションが含まれています
【AdSenseユーザー必見】毎日の収益をメールで通知する

こんにちは、ブロガーの頼れるお兄さん(願望) まさぱぱ(@NeoMasaPapa)です。

皆さん、『Google AdSense』の収益ってどのくらいの頻度で確認されていますか?自分は結構気になって、パソコンをつける度に確認してました。

まさぱぱ

頻繁に確認しても増える訳ではないのに…

ブラウザにログイン情報を残さないタイプの人間なので、毎回『IDとPASS入力』『認証』をするのが手間だったんですよね。そんな手間をGoogleが解決してくれました。結論から言うと、『毎日決められた時間帯にその日の収益をメールで通知する』のです。

Googleユーザーであれば誰もが使える『Google Apps Script』を利用して、ツールを自作しちゃいましょう。プログラミングなんてできない!という方も大丈夫です。コードを公開するので、手順通りに作業をすれば使用できます。

実際にチャレンジしてみて、便利!と思った方はシェア等で応援していただけると嬉しいです。

目次

Google Apps Scriptって何

『Google Apps Script』は略称GAS(ガス)といい、主にGoogleのサービスを自動化するスクリプト言語です。

Googleアカウントとブラウザ(ネット環境)があれば無料で利用可能で、Webベースの開発ツールなので環境を準備する必要もありません。JavaScriptがもとになっているため汎用性が高く、プログラミング初心者が始めやすい言語と言われています。

Twitter、Slack、LINE等、Google以外のサービスとも連携が可能で、プライベートだけでなく仕事の業務効率化にも役立ちます。

まさぱぱ

AdSenseユーザーならGoogleアカウント作成済みなので、すぐに利用できます。

事前準備(Google AdSense情報の確認)

今回作成するツールから『Google AdSense』の情報を取得する際、『パブリッシャーID』が必要になります。

先に『パブリッシャーID』を表示させておくと後の作業がスムーズにいきます。

STEP
Google AdSense にログイン

ご自身のGoogleアカウントでログインしてください。

STEP
パブリッシャーIDの確認

『アカウント』-『アカウント情報』で表示される『pub-』から始まるIDを確認します

Google AdSense パブリッシャーIDの確認

この画面を別タブで開いておくか、IDをメモ帳等へコピペしておくと便利です。

Google Apps Script 作業手順

では、『Google Apps Script』を使ってツール作成をしていきましょう。

STEP
Google Driveを開く

『Google Apps Script』のプロジェクトを作成するため、『Google Drive』を開きます。

ログアウトしている場合は、再度ご自身のGoogleアカウントでログインしてください。

STEP
『新規』ボタンをクリック
Google Apps Script 新規作成
STEP
『その他』-『Google Apps Script』をクリック
Google Apps Script 新規作成
STEP
タイトルを変更するため、赤枠部分をクリック

他のプロジェクトと区別するため、分かりやすいタイトルに変更します。

Google Apps Script プロジェクトの名前を変更
STEP
任意のタイトルを入力して、『名前を変更』をクリック
Google Apps Script プロジェクトの名前を変更
STEP
『サービス』をクリック

『Google AdSense』との連携をするため、サービスを追加します。

Google Apps Script サービスを追加
STEP
サービスの選択・入力をして、『追加』ボタンをクリック

下図の通り、『AdSense Management API』の『バージョン v2』を選択します。『ID』は任意ですが、デフォルトの『AdSense』をオススメします。

Google Apps Script サービスを追加
STEP
『サービス』が追加されたことを確認

STEP7の『ID』で設定した名称が表示されていればOKです。

Google Apps Script サービスを追加
STEP
コードの貼り付け

デフォルトで入力されているコードを全選択し、以下のコードに書き換えます。

Google Apps Script コードの貼り付け
function GetAdSenseData() {
  /***********************************************************************/
  // 自身の環境に合わせて設定を変更します
  const pubId ='pub-1234567890123456'            // パブリッシャーID
  const mailTo = 'xxxxxxxxxxxxxxxxxx@gmail.com'  // 送信先メールアドレス 
  const subject = 'AdSenseレポート';              // 件名
  /***********************************************************************/

  // 変数をセット
  let adsenseAccount = 'accounts/' + pubId;
  let adsenseDimensionId = 'ca-' + pubId;
  let today = new Date();

  let metrics = ['ESTIMATED_EARNINGS', 'PAGE_VIEWS', 'INDIVIDUAL_AD_IMPRESSIONS', 'CLICKS']
  let report = AdSense.Accounts.Reports.generate(adsenseAccount, {
    filters: ['AD_CLIENT_ID==' + adsenseDimensionId],
    metrics:  metrics,
    dimensions: ['DATE'],
    ...dateToJson('startDate', today),
    ...dateToJson('endDate', today),
    orderBy: ['+DATE']
  })

  if (report.rows) {
    let estimatedEarnings = Number(report.rows[0].cells[1].value);
    let pageViews = Number(report.rows[0].cells[2].value);
    let impressions = Number(report.rows[0].cells[3].value);
    let clicks = Number(report.rows[0].cells[4].value);

    let body = "\n【本日のAdSenseレポート】\n\n";
    body = body + "推定収益額:" + estimatedEarnings.toLocaleString() + "円\n\n";
    body = body + "ページビュー:" + pageViews.toLocaleString() + "\n\n";
    body = body + "広告表示回数:" + impressions.toLocaleString() + "\n\n";
    body = body + "クリック数:" + clicks.toLocaleString();

    // 件名に日付を付与
    let formatDate = Utilities.formatDate(today,"JST", "yyyy/MM/dd");
    let title = subject + "(" + formatDate + ")";

    GmailApp.sendEmail(mailTo, title, body);
  }
}

function dateToJson(param, value) {
  return {
    [param + '.year']: value.getFullYear(),
    [param + '.month']: value.getMonth() + 1,
    [param + '.day']: value.getDate()
  };
}
まさぱぱ

できるだけシンプルに書いたつもりです…

STEP
コードの修正

以下のコード箇所はご自身の環境に合わせて内容を変更します。

  /***********************************************************************/
  // 自身の環境に合わせて設定を変更します
  const pubId ='pub-1234567890123456'            // パブリッシャーID
  const mailTo = 'xxxxxxxxxxxxxxxxxx@gmail.com'  // 送信先メールアドレス 
  const subject = 'AdSenseレポート';              // 件名
  /***********************************************************************/

『パブリッシャーID』は『事前準備』で確認していただいたIDです。『送信先メールアドレス』はメールを受け取りたいアドレス、『件名』はメールに付与するタイトルです。自由に変更してください。

設定サンプル

項目設定内容
パブリッシャーIDpub-9876543210987654
送信先メールアドレスabcdefg@gmail.com
件名AdSense収益報告

この内容を反映させる場合、以下のようにコードを変更してください。

  /***********************************************************************/
  // 自身の環境に合わせて設定を変更します
  const pubId ='pub-9876543210987654'            // パブリッシャーID
  const mailTo = 'xxxxxxxxxxxxxxxxxx@gmail.com'  // 送信先メールアドレス 
  const subject = 'AdSenseレポート';              // 件名
  /***********************************************************************/
STEP
『実行』ボタンをクリック

コードの変更が完了したら、実際に動くかテストを行います。下図、赤線部分を確認してから『実行』ボタンをクリックします。

Google Apps Script 実行
STEP
『権限を確認』ボタンをクリック

プログラムの初回実行時に権限の確認画面が表示されます。

Google Apps Script 権限を確認
STEP
ログイン中のアカウントを再度選択します

権限の許可設定を行うため、再度Googleへのログインを求められます。現在ログインしているアカウントを再選択してください。

Google Apps Script アカウントの選択
STEP
『詳細』リンクをクリック

メール送信のために『Gmail』、収益確認のために『Google AdSense』を使用するのですがプライベートな情報なのでアクセスして良いかを細かく確認されます。『安全なページに戻る』ボタンをクリックすると許可したことにならず、スクリプトの実行はされません

Google Apps Script アクセス確認
STEP
『AdSenseメール通知(安全ではないページ)に移動』リンクをクリック

『AdSenseメール通知』の部分はSTEP5で設定したタイトルが表示されますので、下図と異なる場合があります。

Google Apps Script アクセス確認
STEP
『許可』をクリック

先ほどお伝えした通り、今回のスクリプトは『Gmail』と『Google AdSense』へアクセスを行って処理を実行します。内容を確認して、『許可』をクリックしてください。スクリプトが実行されます。

Google Apps Script アクセス許可
STEP
メールを確認

STEP10で設定したメールアドレスにメールが届いているか確認します。下図のようなメールが届けばテスト完了です。

Gmail確認
まさぱぱ

こんなメールが毎日自動で届きます!便利!!

STEP
『トリガー』をクリック

定刻になったらメールを配信するための設定を『トリガー』から行います。『トリガー』というのはスクリプトが動作するきっかけを意味します。

Google Apps Script トリガーを追加
STEP
『トリガーを追加』ボタンをクリック
Google Apps Script トリガーを追加
STEP
トリガーの設定を行い、『保存』ボタンをクリック

基本的には下図の通り設定を行えばOKですが、『時刻を選択』部分についてはメールを届けて欲しい時間帯に変更してもかまいません。設定した時間帯までの推定収益が報告されるので、1日の終わり頃を指定するのがオススメです。なお、選択した時間帯のどこかでメールが送信されます。細かな時間設定はできません

Google Apps Script トリガーの設定
STEP
トリガーが追加されたことを確認

赤枠の通り、トリガーが追加されたことを確認します。

Google Apps Script トリガーの確認
STEP
設定した時間帯にメールが届いているかを確認

これですべての設定が完了です。

まさぱぱ

無事メールは届いたでしょうか?

スクリプトの注意事項

スクリプト自体は非常にシンプルですが、ご自身での改変や操作等で損害(金銭的・物理的損害)が発生しても責任は負いかねます。理解の上、利用をお願いします。

また、メールで通知される内容はあくまでも日々の概算収益となります。この辺りは『Google AdSense』のレポートも同じで、収益が確定する翌月初めまでは日々変更・訂正が入ります。

まとめ

スクリプトはいかがでしたか?プログラミング初心者の方でも簡単に作業できたのではないでしょうか。

私は仕事終わりにメールが届くように設定しているので、推定収益を見てニヤニヤしながら帰宅しています。といっても、収益はまだまだのブロガーですが…

今回使用した『Google Apps Script』は非常に奥深く、いろんなことができます。是非、カスタマイズをして自分好みの情報を取得してみてください。個人的にはメール報告だけでなく、LINE報告にチャレンジしたいなと思っています。

便利になった!ここがいまひとつ!といった感想があれば、是非お寄せください。

まさぱぱ

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