
【Rokid AI Glasses Style レビュー】AI機能とスマホフリーの魅力を徹底検証
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ガジェット大好き まさぱぱ(@NeoMasaPapa)です。
突然ですが、皆さんはスマートグラスを使用したことはありますか?
「便利そうだけど重そう」「いかにもガジェットという見た目で日常使いしづらい…」といったイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。私も各社からスマートグラスが発売されていることは知っていましたが、「フレームが太いし、デザインがあまり好みじゃないな…」と、正直手を出せずにいました。
まさぱぱデザインもありきたりなモノが多いですよね
そんなスマートグラスの概念を覆す最新デバイスが、2026年9月15日に発表されました。Rokid社が開発した、『Rokid AI Glasses Style』です。
従来のスマートグラスにあった画面(ディスプレイ)をあえて無くすことで、約38.5gという普通のメガネと変わらない軽量感と自然なデザインを実現しています。まさに『常時着用できるスマートグラスの新スタイル』を提案する新しいデバイスです。
しかし、「画面表示がなくてどうやって使うの?」「なにができるのか気になる」という方も多いはず。
そこで今回は、発表されたばかりの『Rokid AI Glasses Style』を一足先に体験する機会を得ましたので、実際に使用し、装着感、AIアシスタントの実用性、カメラ・音声機能の使い勝手、メリット・デメリットまで徹底検証します。
この記事を目にされているということは、少なからずスマートグラスに興味をお持ちのはず!ぜひ購入検討の材料にしてください。
Rokid社について
『Rokid(ロキッド)』は、2014年に中国で設立されたARとAI技術の研究開発に特化したグローバルテクノロジー企業です。あらゆる分野で独自技術を確立し、現在では世界100以上の国と地域で個人向けARグラスから産業用システムまで幅広く展開しています。
世界各国のクラウドファンディングサイトで大きな話題を集めており、『Leave Nobody Behind(誰一人取り残さない)』というミッションのもと、最新テクノロジーを誰でも直感的に使いこなせる常時着用デバイスの開発に挑戦し続けています。
目次
Rokid AI Glasses Style 新製品発表会の様子
2026年9月15日に製品発表会『JAPAN, IN SIGHT』が開催されました。
その中で『Rokid AI Glasses Style』が発表されたのですが、開発理念や旧モデルとの違い、Rokid社のビジョンなども発表がありました。その中で私個人が重要だな!と感じたポイントをまとめてみました。Rokid製品が初めての方はぜひ読んでみてください。
スマートグラス専用OS『YodaOS』を開発
スマートフォンやタブレットを構成する既存OSでは難しかった常時着用における直感的な操作や超低遅延なレスポンスを実現するため、スマートグラス専用OS『YodaOS』を開発。
AIアシスタント『Rokid』を中心にChatGPTやGeminiなど複数の高度言語モデルに対応する『AIUI』を標準搭載し、周囲の状況やユーザーの意図を能動的に察知して最適なサービスを提案するほか、アプリストアを通じたサードパーティ製アプリによる自由な機能拡張にも対応しています。



スマートグラスの標準OSになる日も近い!?
Rokid GlassesとStyleの違い
今回ご紹介する『Rokid AI Glasses Style』と、従来モデルの『Rokid Glasses』の違いについて発表がありました。
スクロールできます
| モデル | Rokid Glasses | Rokid AI Glasses Style |
|---|---|---|
| ビジュアル | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
| 重量(グラス部分除く) | 49g | 38.5g |
| 操作方法 | 両眼ディスプレイ+音声+カメラ | 音声+タッチ+ヘッドジェスチャー |
| レンズ体験 | 度付きレンズ及び乱視レンズに対応 | 幅広い度付き・調光・カラーレンズのオプション |
| 主な強み | 視界内情報表示とビジュアルアシスタント | 軽量で快適、日常使いしやすいAI |
| AI体験 | GPT-5統合・マルチモーダル視覚AI | ChatGPT+Gemini・Open AIエコシステム |
| カメラ | 1200万画素カメラ・LLHDR低照度撮影 | 1200万画素カメラ・4K写真・3K/30fps動画 |
| 翻訳 | レンズ内ライブ字幕・双方向翻訳 | リアルタイムAI翻訳・12言語の音声インタラクション |
| ナビゲーション | 視覚情報表示とハンズフリー案内 | 音声ガイドナビゲーション |
| おすすめのユーザー | リアルタイムの視覚アシスタントを重視する旅行者・プレゼンター・専門職向け | 軽さと使いやすいAIを重視する日常クリエイターや快適性重視のユーザー向け |
従来モデルがARディスプレイによる視覚情報表示を重視していたのに対し、Styleは「完全な音声・カメラ主導」へ移行しています。
画面を削ることで大幅な軽量化とコストダウンを達成し、視界を遮らない「聴く・撮る・話す」機能に特化させた点が大きな違いです。
プライバシー保護
Rokidはプライバシー保護を製品設計における重要な原則の1つに位置付けているとし、以下3つを約束するとの発表がありました。
カメラ使用時のLEDインジケーター常時点灯
カメラ使用時はLEDインジケーター(状態を視覚的に表示する装置)が常時点灯し、周囲の人が撮影中であることを認識できる設計となっています。さらに、LEDを手やシールなどで覆っての盗撮行為を防ぐ『遮蔽(しゃへい)防止機構』も備わっており、周囲にも配慮した安心・安全な利用環境を実現している。


実際にLEDインジケーターを手で覆ってみたところ、動画撮影が強制的に終了しました。マニュアルには記載がありませんでしたが、おそらく『遮蔽防止』が働いたのかと思います。
エンドツーエンド暗号化
エンドツーエンド暗号化(送信者と受信者の端末間だけでデータを暗号化・復号する仕組み)を採用しデータの収集・転送・処理まで、データを一貫して保護する設計となっている。
撮影データはユーザー自身が管理
Rokidのスマートグラスで撮影された写真や動画は、サーバーへアップロードされず、スマートグラス本体やスマートフォン上でユーザー自身が管理する設計とされている。
デジタル化やAIの普及に伴い、プライバシー保護やデータの「自己コントロール権」に対する意識が急速に高まる中、Rokidはこの点にもしっかりと配慮した安全な仕組みを構築しているようです。
日本ユーザーのデータは日本国内で保管
2026年9月より、日本のユーザーデータはすべて日本国内のサーバーで保管されることが決定しています。
データセキュリティやプライバシーの保護はもちろんのこと、国内運用によってAI対話のレスポンス速度を200ミリ秒以下に短縮。これにより、よりスムーズで自然な対話体験を実現しています。



国内サーバーと聞くだけで安心感増しまし!
Rokid社のビジョンとAI技術の進化
『Leave Nobody Behind(誰一人取り残さない)』という理念のもと、AIを特別なツールではなく、日常に寄り添う存在へ進化させるビジョンが提示されました。スマートグラスこそがAI時代における『ヒューマン・マシン・インターフェース』の主流であり、スマートフォンに代わる次世代の標準端末になると宣言しています。
発表会をすべて観て感じたのは、『まだまだ未来と思っていたことが、すでに現実になっている』ということでした。普通のメガネと変わらない軽さの中に、最新のAI機能やカメラが凝縮されています。
『スマホを取り出すことなく、話しかけるだけでAIが目前の状況を理解して手助けしてくれる』そんな新しい日常を切り拓く『Rokid AI Glasses Style』をここから詳しく解説していきます。
Rokid AI Glasses Styleの概要
『Rokid AI Glasses Style』は、AR・スマートグラス市場を牽引するRokid社から発表された最新のスマートグラスです。
前モデルにあたる「Rokid Glasses」は、Makuakeでのクラウドファンディングで6億3千万円という金額を達成し、2026年5月時点では全カテゴリーにおけるランキング1位という結果を出しました。
今作の「Style」は、これまでの映像体験に特化したモデルとは一線を画し、あえてディスプレイを省くことで約38.5gという普通のメガネと変わらない超軽量化と自然なデザインを実現しています。
最大の特徴は、カメラとChatGPT・Gemini等の高精度AIを組み合わせた新しい操作体系です。視界を遮ることなくハンズフリーで写真・動画撮影やリアルタイム翻訳、AIとの音声対話が行え、ガジェット感を意識させずに日常のあらゆるシーンを格上げしてくれる『常時着用できるスマートグラスの新スタイル』となっています。
箱、付属品・部品構成、仕様
箱(パッケージ)


『Rokid AI Glasses Style』のパッケージは、過度な装飾を削ぎ落としたシンプルかつ洗練されたデザインが特徴です。側面にはしっかりとRokidのビジョンが書かれていました。


パッケージの底面には、日本の「技適マーク」をはじめ、欧州の「CEマーク」など各国の安全・規制認証マークがしっかりと記載されていました。並行輸入品や海外ガジェットで懸念されがちな電波法や安全性の問題をクリアしており、日本国内でも安心して使用できる製品であることが確認できます。
付属品・部品構成


『Rokid AI Glasses Style』の付属品は以下の通りです。
部品(同梱物)一覧
- Rokid AI Glasses 本体 × 1
- グラスケース × 1
- 鼻パッド × 2
- マグネット充電ケーブル ( USB Type-C ) × 1
- グラス収納袋(兼眼鏡拭き)× 1
- 取扱説明書 × 1
- 安全と保障(保証書)× 1
仕様
本体の仕様は以下の通りです。
| メーカー名 | Rokid(ロキッド) |
|---|---|
| 商品名(型番) | Rokid AI Glasses Style(RV203) |
| 定価 | 64,990円(税込) |
| 材質 | TR90 |
| 本体重量 | 38.5g(レンズを除く本体の重量) |
| フレームサイズ | ヒンジ間 149mm/レンズ幅 53mm/レンズ高 50.6mm/ブリッジ幅 21mm/テンプル長 157mm |
| プロセッサ | Qualcomm Snapdragon AR1 |
| メモリ/ストレージ | 2GB RAM/32GBストレージ |
| カメラ | Sony製 12MP(3,024 × 4,032)/F2.25/撮影表示灯 |
| 写真/動画 | 写真:最大4K動画:最大3K・30fps |
| オーディオ※1 | 指向性Hi-Fiスピーカー×2/4マイクアレイ |
| 翻訳 | 最大76言語(オンライン) |
| バッテリー | 210mAh/最大12時間駆動 |
| 充電 | 約20分で80%まで充電 |
| ディスプレイ | 非搭載 |
| 接続規格 | Wi-Fi 6/Bluetooth 5.3 |
| 度付き・レンズ | 度数:-15.00D〜+15.00D累進・調光・カラー・ブルーライトカット・UVカット・偏光などに対応 |
| 本体カラー | ブラック/トランスペアレントグレー |
用語説明
※1 オーディオああ-
指向性Hi-Fiスピーカー:特定の方向や限られた範囲にのみピンポイントで音を届けることができるため、周囲への音漏れを大幅に防ぐことができます。
4マイクアレイ:4つのマイクで音の届く位置を計算し、『自分の声』だけにピントを合わせる技術。風切り音や街の喧騒をカットしてくれるため、騒がしい屋外でもAIへ正確に声を届けることができます。
Rokid AI Glasses Styleの外観・かけ心地


こちらが『Rokid AI Glasses Style』の外観です。
最新技術が凝縮されたガジェットでありながら、一見するとスタイリッシュで『普通のメガネ』と変わらないシンプルで洗練されたデザインに仕上がっています。ビジネスからプライベートまで日常に自然と溶け込むアイウェアになっているなと感じました。
持った瞬間に実感する魅力が、その圧倒的な軽さです。カメラやスピーカー、バッテリーを内蔵しながらも、本体重量はわずか約38.5gに抑えられているのが驚きです。ただ、こちらはあくまでもレンズなしの重量です。レンズを入れると写真の通り45.7gとなりました。


それでも、フレームにはしなやかで軽量、かつ耐久性のある「TR90」素材、鼻当てには「エアクッション構造」が採用されているため、従来のVRヘッドセットや3Dメガネに比べると長時間の着用でも耳や鼻への負担が少なく、一日中快適にかけ続けることができます。


数値や素材感は上記の通りですが、実際に自分で装着してみると、思っていたよりも全体的にサイズ感が大きめだなと感じました。上の写真で普段使っているメガネ(T.G.C.)と並べて見ても分かる通り、フレームやレンズまわりにしっかりとした存在感があります。
さらに、今回お借りした本体にはサングラス用のレンズが付属していたのですが…実際に取り付けて装着してみたところ、私の顔が悪いのか「タモリさん」のような雰囲気になってしまい、正直なところオシャレなサングラスとまではいきませんでした💦このあたりの見た目の印象やサイズ感は、顔の形によって好みが分かれるポイントかもしれません。
とはいえ、カメラやスピーカーがフレームにとても自然な形で統合されており、いかにもガジェットといった無骨さを感じさせない仕上がりは見事です。普段使いできるアイウェアとしてのこだわりが細部までしっかり詰まっています。
Rokid AI Glasses Styleでできること
AI機能編
『Rokid AI Glasses Style』の機能で、一番の目玉となるのが目と耳で直感的に使えるAI機能です。一般的なスマートグラスと聞くとレンズに文字や映像が浮かび上がるものをイメージする方が多いのではないでしょうか。しかし、このグラスにはディスプレイが搭載されていません。
「ディスプレイがないのに回答や情報はどうやって確認するの?」と思いますよね。私自身もこの製品を使う前に感じた一番の疑問でもありました。ここがこの製品の面白くもあり、画期的なところなんです。
一言でいえば、『目の前のことに集中するための設計』になっているということ。画面を見るのではなく、すべて『音声』でやり取りするスタイルを採用しています。視界に文字がちらつかないため、普通のメガネと変わらないクリアな視界のまま、目の前の景色や人との会話に集中できます。
使い方はいたってシンプル。『自分の声で話しかけ、耳元でAIが音声で答えてくれる』 これだけです!画面操作は一切不要で、テンポよく会話しているような感覚でやり取りが完結します。起動するときも、わざわざスマホをポケットやバッグから取り出す必要はありません。『Hi Rokid』と声をかけるだけで、瞬時にAIが立ち上がります。
ちなみに、電車内や静かな場所などの声を出しにくい状況では、メガネのフレームを指で長押しして起動する手段も用意されています。そして、アプリ内のチャットで指示や回答をもらうことができるので安心です。また、AIとやり取りした内容はスマホアプリ『Hi Rokid』にテキスト履歴として自動保存されます。長文の回答を読み返したいといった時のバックアップ手段として活用できます。
特に日常生活や旅行で大きな威力を発揮するのが『リアルタイム翻訳機能』です。スペックとしては、オンライン翻訳で76言語、ローカル(オフライン)翻訳で9言語という対応数を誇ります。海外旅行で外国語のメニューを見つめて「これどんな料理?」と聞くだけで、カメラで捉えた文字を認識して耳元で解説をしてくれます。対面での通訳もスムーズで、聞き逃しても専用アプリ『Hi Rokid』にテキストログが残るため安心です。
試しに、英語でのニュース動画を翻訳させてみたのですが、通訳者が話をするぐらいのスピーディーさで、AIが日本語へと翻訳してくれました。ただし、試す中で得意・不得意があることも見えてきました。 ニュースや会話など『はっきり話す音声』には強いものの、映画のようなネイティブ特有の早口や崩した表現になると翻訳が追いつかない場面がありました。そして、動画の映像と翻訳音声のタイミングがズレていくので、話の理解がちょっと難しくなってしまいました⋯



今のところ映画鑑賞目的であれば、字幕で見るほうが快適です。
そして、個人的にすごく残念だったポイントがひとつあります。
実は、私の使っているスマホ(Google Pixel)が対応機種から外れていたため、AIモデルのダウンロードができず、『ローカル翻訳』機能を試すことができませんでした・・・飛行機や地下鉄の中でも使える魅力的な機能なだけに、自分の環境で使えなかったのは悲しい!!
購入を検討されている方は、お手持ちのスマホがローカル翻訳の対応端末になっているか事前にしっかり確認しておくことを強くおすすめします。


ここまで『翻訳機能』の話をしましたが、AI機能の魅力はそれだけではありません。質問に対する賢さはもちろんですが、何より驚かされるのが話しかけてから回答が返ってくるまでのレスポンスの早さです。普段、皆さんが使用されているテキストベースのAIのような待ち時間がほとんどありません。新製品発表会内で話のあった、日本国内サーバーが活かされていると言えるのではないでしょうか。
また、AIの話し方にちょっと癖があり、まるで感情が入っているかのようなニュアンスで返してくれるのも親しみやすいポイントです。AI音声は『男性』と『女性』から選べるのですが、個人的には『女性』の音声のほうが聞き取りやすく感じました。
カメラ編
『Rokid AI Glasses Style』を語る上で、AI機能と同じくらい重要な役割を果たしているのがカメラの存在です。このコンパクトなフレーム内に、12MP(約1,200万画素)のSony製カメラが搭載されています。高画質であることはもちろんですが、このカメラの凄さは、『私の目』になることです。
例えば、散歩中や旅行先で目の前にある景色や物を見ながら「これは何ですか?」と話しかけてみます。すると、カメラが捉えた状況をAIが瞬時に認識し、目の前にあるものの名前や詳細を教えてくれます。わざわざスマホを取り出してカメラを構え、検索アプリを開くといった面倒な手順を踏むことなく、自分の視線の先にあるものをそのままAIと共有できる体験は非常に未来的でした。


このカメラ+AIの面白さは、日常のちょっとした場面でも活きてきます。例えば、冷蔵庫の中身を見せながら「この食材で何かレシピを考えて」とお願いすることも可能です。以下は実際にAIにレシピを考えてもらった時の様子なのですが、あいにく撮影時に我が家の冷蔵庫がほぼ空っぽだったため、今回はフリー素材の野菜写真を見せて試してみました。


カレーを想定してましたが、予想外のポトフで驚きました!「紫玉ねぎ(むらさきたまねぎ)」を「しぎょくねぎ」と読んだり、漢字の読み間違いはまだまだありそうでした。



日本語って難しい💦
もちろん、日常を写すカメラとしても機能します。「写真撮って」「動画を撮って」と声をかけるだけで、スマートフォンを取り出すことなく完全なハンズフリーで撮影できます。
スピーカー・マイク編
耳を塞がないオープンイヤータイプのスピーカーとマイクも、日常使いの快適さを支える重要な要素です。
イヤホンのように耳穴を覆わないため装着感は非常に軽やかで、周りの音を聞きながらAIの声を自然に流しておける開放感が魅力です。音質も声がクリアに通るチューニングになっており、AIの応答音声は非常に聞き取りやすい印象でした。
また、マイクの精度も優秀で、多少雑音のある場所でもこちらの声をしっかり正確に拾ってくれます。ただし、イヤホンと違って音もオープンなため、静かな部屋や電車の中などではAIの回答音声が周囲に丸聞こえになってしまうこともありました。静かな場所で使う際は音量を下げるなど、少し配慮が必要です。
それでも、軽量でコンパクトなグラスの中にこれほどの音声性能が詰まっていることには、ただただ感心しっぱなしでした。
AI、カメラ、そしてスピーカー・マイクと、このグラスの3つの主要機能について触れてきましたが、商品説明会の中にもあり、個人的に一番面白い!とワクワクさせられたのが、ゴルフでの活用例でした。
それは『AIキャディ』としての使い方です。プレー中に周囲のコース状況や風速について質問すると、AIが専属キャディのように即座にアドバイスを返してくれるというものです。単にスマートフォンでAIを呼び出して質問するのとはまったく違います。『カメラ』で目の前のコース風景を捉え、『スピーカーとマイク』でやり取りをし、『AI』がその場で状況を分析する。AIグラスならではの機能、醍醐味だなぁと感じました。



ゴルフはしたことないけど、チャレンジしてみたくなりました!
実際に使用してみて
実際に使用してみて感じたことをまとめてみました。
Rokid AI Glasses Style


メリット
- AIのレスポンスの良さ
- 予想以上の高音質スピーカー
- 充電が早い
- 豊富なレンズバリエーション
デメリット
- 標準レンズがブラックグレー
- AIや動画撮影を多用するとバッテリーが持たない
- 動画の連続撮影時間が短い
- 外で使うときに少し勇気がいる
良かったところ
AIのレスポンスの良さ
すでに書きましたが、「Hi Rokid」と話しかけてから回答が返ってくるまでのテンポが非常に良く、ストレスを感じさせません。
『連続会話』を『オン』にしておけば、初回こそ「Hi Rokid」と話しかける必要はありますが、その後はテンポよく会話を継続することが可能です。会話が繋がるからこそ、単なる検索ツールではなく、『すぐ隣に頼れるパートナーがいる』感覚を味わえます。
予想以上の高音質スピーカー
Dual Hi-Fi指向性スピーカーを搭載しており、AIのアシスタント音声や音楽が驚くほどクリアに耳元へ届きます。
耳穴を塞がないオープンイヤー型で、骨伝導でもないから音はどうかな?と思っていたのですが、要らぬ心配でした。オープンイヤー型だからこそ、長時間つけっぱなしにしていても耳が痛くなったり蒸れたりすることがありません。指向性設計により周囲への音漏れも最小限に抑えられており、散歩や作業をしながらでも、周囲の音と高音質な音楽を同時に楽しめる絶妙なバランスに仕上がっています。
充電が早い
特にありがたかったのが充電スピードの早さです。
約20分で80%まで急速充電できるため、出かける直前やちょっとした休憩の合間に充電器に繋ぐだけで復活してくれます。バッテリー切れの心配を最小限に抑えてくれる嬉しい仕様です。別売のアクセサリーにはなりますが、ポータブル充電ケースがあれば外出先への持ち運びやバッテリー切れの不安も一気に解消してくれそうです。
豊富なレンズバリエーション
『Rokid AI Glasses Style』はディスプレイを搭載していないので、レンズが交換できるのも魅力の1つです。
度付き(近視・乱視・遠近両用)はもちろん、紫外線で色が変わる調光レンズや偏光・カラーレンズ、ブルーライトカットなど、普通のメガネと同じように自分好みにカスタム可能です。視力制限で諦める必要もありません。
専用サイトを見てみましたが、カラーグラスは200色以上から選べ、アイウェアとして自分好みに仕立てることができるのは嬉しいポイントです。



サイズを伝えれば近くの眼鏡屋さんでもレンズは作れそう!
良くなかったところ
標準レンズがブラックグレー
標準で付いているレンズはサングラス仕様のため、日中の屋外では快適ですが、夜間や暗い室内では見えづらく常用には向きません。昼夜問わず日常的に使いたい場合は、調光レンズやクリアレンズを購入し、付け替える前提で考えるのがおすすめです。


今回、調光レンズをお借りして試すことができましたが、室内や夜間でも快適に使えるのでこっちを標準搭載にして欲しかったです!暗い場所や夜はクリアなメガネとして使え、昼間の屋外に出ると紫外線に反応して自動で薄いサングラスに変化してくれます。わざわざ掛け替える手間がなく、これ1本で24時間いつでも日常使いできるので、常用するなら間違いなく調光レンズへのカスタムが一番おすすめです!
AIや動画撮影を多用するとバッテリーが持たない
普通のメガネのような軽さを優先しているため、スマホほど大きなバッテリーを積んでいるわけではありません。そのため、AIでの画像認識や動画撮影を連続で使うと、想像以上にバッテリーが減っていきます。長時間使い倒したい!という方は、ポータブル充電ケースが必須になります。
動画の連続撮影時間が短い
POV(一人称視点)でのハンズフリー撮影は非常に便利な反面、連続で撮影できる時間は「10分」と短めです。
普段10分以上の動画撮影をする機会は少ないかもしれませんが、Vlogのように長尺の動画を回しっぱなしにするという使い方はできません。『日常のふとした瞬間やメモ代わりにサッと切り取る』と割り切れば、充分利用価値はあります。
外で使うときに少し勇気がいる
普段太めのフレームの眼鏡をかけている方にとっては普通かもしれませんが、私はサングラスが似合わない顔立ちなのか、少しグラス自体が大きめなのか、グラスをかけた自分を見ると違和感がありました。
そして、街中で声を出してAIに指示を出すといったことをしたことがなかったので、どうしても少し気恥ずかしさがありました。
急にぶつくさと話し出す人や笑い出す人を見るとついつい見てしまいませんか?よく見たらワイヤレスイヤホンで通話をしてた!なんてことがありますが、自分もそういう風にみられているのかな?という心理的ハードルが残ります。周りに人がいなければ堂々と使えますし、気になる時はアプリにテキストを打ち込んで使用できます。
Rokid AI Glasses Style レビューまとめ
『Rokid AI Glasses Style』を実際に使ってみて感じたのは、単なる最新ガジェットではなく、スマホの画面に奪われていた視線を綺麗な景色や大切な人に向けるきっかけになってくれるということでした。
スマホを触るのを我慢するのではなく、画面を見なくても音声で同じように便利に使える。だからこそ、昔みたいに目の前の世界をちゃんと楽しめるゆとりが生まれます。



懐かしくも新しい感覚!!です。
バッテリー管理や外でのボイス操作に多少の慣れは必要ですが、それを上回るスマホフリーな解放感を得られました。そして、この体験の本質を支えているのがRokidが開発したスマートグラス専用OS「YodaOS」だと言えます。ChatGPTやGeminiなど複数のAIに対応するオープン設計、そして、目的を伝えるだけで動く「AIUI」の実現。
さらには、世界中の開発者が機能を追加できる環境を整えており、Rokidの狙いはハードの販売にとどまらず『AIグラス時代のプラットフォーム・インフラ作り』にあると感じました。近い将来、Apple StoreやGoogle Playストアのような大きなアプリストアになりそうな予感がしています。
AIグラスをオシャレに体験してみたい、次世代のAI体験を手に入れたい、そんな方には間違いなく手に取る価値のあるAIグラスです。




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