【月の土地を購入】夢とロマン溢れるプレゼントを送ろう

仕事帰りに夜空を見上げながら歩き、電柱にぶつかった まさぱぱ（@NeoMasaPapa）です(実話)。

間抜けなパパはさておき、誰もが夜空を見上げると必ず目にする天体、それが『月』。夜の暗闇をやさしく照らし、満ち欠けは神秘的、なんとも魅力的な天体です。

2024年1月にはJAXAの無人探査機「SLIM（スリム）」が月面へのピンポイント着陸に成功しました！起源や水の存在など、『月』の解明が今後もどんどん進んでいきそうです。そして、アメリカ主導の月探査計画「アルテミス計画」では日本人宇宙飛行士が初となる月面着陸の実現を目指しています。宇宙飛行士として「諏訪 理（すわ まこと）さん」、「米田 あゆ（よねだ あゆ）さん」が選出されましたよね。

そんな話題沸騰中の『月』ですが、この『月の土地』が買えるって知っていましたか？月の土地購入ってどういうこと？実際の購入方法は？といった疑問について解説していきます。

購入のきっかけ

今回、『月の土地』を購入しようと思ったきっかけは娘のハーフバースデーです。

通常のプレゼントとは別に何か特別なお祝いができないかなと考えていたところ、「しょこたん」こと中川翔子さんの「月の土地を購入」というニュース記事を見たのです。

そして、ちょうど小学校で星座早見盤が配られており、天体観測や宇宙に興味を持ってもらうのに良い！と考えたからです。4年生(10歳)に宇宙天体の学習時間が始まるのですが、ハーフバースデーのプレゼントにぴったり過ぎませんか！？

『月の土地』を購入すると土地権利書・月の憲法・土地所有権の宣言書コピーが送られてくるので思い出をインテリアとして飾ることもできるのでオススメです！

月の土地って買えるの？

結論、買えると言えば買えるけど権利を主張したり、土地を活かして運用だぁ！ということはできません。

そもそも月の土地が販売されるようになったのは、アメリカ人のデニス・ホープさんが「月は誰のものか？」という疑問を持ち、法律を徹底的に調べたことから始まります。

すると、世界の宇宙に関する法律は1967年に発効した「宇宙条約」 しかないことがわかりました。この宇宙条約では「国家が所有することを禁止しているが、個人が所有してはならない」ということは言及されていませんでした。

この盲点をついて行政機関に所有権を申し立てたところ、正式に受理されたようです。こうして、デニス・ホープさんは会社（ルナエンバシー）を設立し、『月の土地の販売』と『権利書を発行』するという「地球圏外の不動産業」を開始しました。

その後、条約の抜け穴に気付いた国連が宇宙条約の修正をしようとしたそうですが、署名各国の同意が得られず失敗に終わったようです。結局、条約修正は15年後の「月協定」へと持ち越されました。

1984年7月に発効した「月協定」では営利を目的とした宇宙、月、その他天体の開発・利用を禁じています。ただ、国連加盟国のたった6カ国しかこの協定を支持しておらず、アメリカ・ロシア・中国等は署名を拒否しているようです。そのため、「月協定」もあまり重要ではない・効力がないに等しく、今でも月の土地が販売されています。

合法かどうかについての結論は出ていないようなものなので、あくまでも「夢とロマンを買う」と思って購入しましょう。

販売されている土地について

月の土地が購入できることはお分かりいただけたかと思います。では、実際に購入できる土地はどのくらいの広さで、いくらで買えるのか！気になりますよね。

月の土地を販売しているルナエンバシー社によると、月の土地は全部で約90億エーカーあり、販売対象となるのは地球から見えている表面部分の約55億エーカーです。

～販売対象～
月全体の59%(2242万平方キロメートル≒55億エーカー）

日本から土地を購入する場合はルナエンバシーの日本代理店であるルナエンバシージャパンを通してとなります。ルナエンバシージャパンでは1エーカーから土地が販売されています。現在は第三期分譲中！

1エーカーはサッカーグラウンド一面分くらいの広さです。そして、今だと１エーカー税込2,700円で購入できちゃいます！驚きの安さ！買うしかない！

購入するとどうなるの？

月の土地を購入すると以下の書類が届きます。

土地の位置も書類記載事項も他の方と被ることはないので、世界で１つだけの書類になります。

オリジナル封筒

佐川急便で届いたのがこちらの封筒です。宇宙服のような、近未来的なカラー封筒（縦38cm×横30.5cm）で届きました。公式サイトでは封筒のみが660円（税込）で販売されています。

商品全体

封筒に入っている商品一覧です。左下の「月の土地　ムーンオーナーシップカード」は「月の土地カードセット」を購入すると付いてくるカードとなります。

月の地図

こちらが月の地図です！

今回購入した土地は赤丸中央にあるピンクマーカーの位置になります。月の地名で言うと「湿りの海」辺りでしょうか。

ちなみにネット上で自身の購入した土地をアップロードされている方が大勢いらっしゃいますが、第三期分譲で購入された方は皆この位置にマーカーがあります。

この位の縮尺地図だとサッカーグラウンド1面といえども 宇宙レベルで言うと点でしかなく、マーカーの位置は同じとなります。ロットナンバーは異なるので、それぞれ違う土地が割り振られています。

月の土地権利書

こちらは月の土地権利書です。

個人情報部分を消しているので見にくくなってしまっていますが、数字部分には以下の情報が表示されています。

月の憲法と権利章典

こちらには月の土地に関する権利について記載されています。「商品説明書」に和訳があるので、興味があれば読んでみてください。

商品説明書

こちらには各書類の和訳が書かれています。文面が理解できれば、よりロマンに浸れるはず！？

月の土地の購入方法

月の土地はルナエンバシーの日本代理店であるルナエンバシージャパン株式会社から販売されています。

それでは、用語の説明等を入れながら購入手順を説明いたします！PC画面で説明していますが、スマホでも表示が変わるのみで同様の手順で購入できます。

月の土地にも固定資産税がかかる？

日本だと（海外も同じ）土地を持つと、固定資産税がかかりますよね。月の土地を買うと納税通知書が届くの？と心配になった方はいませんか？

安心してください。はいてますよ！ 月の土地には固定資産税はかかりません。維持費用もいりません。

ただ、譲渡や相続による「名義変更」で権利書等の刷り直しや盗難や紛失などで「再発行」する場合は手数料がかかります。

また、権利書の有効期限はなしということなので、一度購入すればルナエンバシー社が存続する限りは土地の権利は有効となります。

ただ、何度も言いますが将来的に「月協定」が改正されたり、新たな協定が出てきたりすると権利が無効になる可能性も0ではありません・・・

届いた書類の飾り方

せっかく届いたオリジナルの書類を置いたまま眠らせておくのはもったいないですよね。

我が家では娘のハーフバースデー記念なので、壁に飾ることにしました。ただ、飾るための額縁がない・・・昔は公式サイトで「アルミフレームセット」が販売されていたようなのですが、現在は販売終了となっています。

色々と探したのですが書類のサイズが特殊なため、ぴったりと合う額縁は見つかりませんでした。そこで、少し大きめのフレームを使用し、飾ることにしました。

いかがでしょうか？サイズが合わない分、書類の四隅に余白はできますが個人的にはオシャレに飾れたかなと満足しています。

こちらのフレームはIKEAで販売されている『FISKBO 30×40cm』という商品です。1個499円で手に入るだけでなく、フレームの重さが360gと非常に軽く、壁への負担も最小限で済みます。ネットでも購入できますが割高になってしまうので、店舗での購入をオススメします。

まとめ

今回は『月の土地』と『月の土地の購入方法』についてご紹介しました。

土地の権利を主張する！未来はそこに住む！といったことは期待できませんが、今回の購入を通して『月』について少し詳しくなったり、子どもと天体や宇宙について話をする良いきっかけになりました。

少し変わったプレゼント、一点物（土地の位置は被らないので）のプレゼントを贈りたいといった方は是非検討してみてください。